こちらの画像に写っているカードは、トート・タロットと呼ばれるカードです。
魔術師アレイスター・クロウリーが全身全霊を込めて創り上げましたが、当時の印刷技術では理想の形に追いつかず、カード化されたのを見届けないまま彼は亡くなってしまいました。
集大成としてクロウリーがフリーダ夫人(絵を描きました♡)と作り上げたトート・タロットには、生きることの重大な秘密が組み込まれております。
タロットは当たる!!
と、よく言われますね。
何故当たると言われているのかというと、
タロットカードに描かれている絵に、
人生の普遍的なパターンが組み込まれているからです!
あなたが今、どのパターンの何でつまづいているのかが、
絵として出てくるから分かりやすい=当たるのですね。
目に見える現実がどれほど変わろうとも、
私たち人間の意識構造、精神構造は2千年前と変わることがありません。
イエスが生まれる前から、夫の稼ぎに悩み子育てに悩み義理家族に悩み嫁はいびられてきたのです。もうそれは全世界でそうだったのです。そして今も!
それでも、そんな現実的な悩みの背景にある人間としての生きる道を、丁寧に説いて幸せとなる方法を伝えてきたのが絵として構成されたカードの束=タロットです。
絵として構成されたカードの束=タロット
と言いましたが、
より詳しく表すとタロットに描かれているのは絵ではなく「象徴」です。
絵 ⇨ 物の形をそのまま描いたもの
象徴 ⇨ 直接的に知覚できない概念や価値、意味を、間接的に表現すること
なので、例えばね。
こちらをご覧ください!
これはモルフォの名前の由来になった南米に生息してますモルフォ蝶です。
絵としてみると、
『青いモルフォ蝶です』
以上!
となって終了なのです。
これを象徴としてみると、
『蝶は、変化、変容を表します。
青色であることは霊性と天界を表し、
高い次元のスピリチュアリティや、神聖さ、神秘性、
またその色は、冷静であることや落ち着きを指しています。
霊的変容を通して、より高次の自己との結び付きを高めることを表します』
となるわけです。
このような象徴=シンボルが各カードに、これでもかっ!と、たくさん描かれているのがトート・タロットの特徴です。象徴だらけでぎゅうぎゅうに詰め込まれているのでクラっとするわけです。
この象徴をリーディングしていくのがタロットの神髄ですが、
例え、意味やシンボルが分からずとも、読めてしまうのがまたタロットの凄さです。
それはやはり『絵』であることがとても重要なファクターとしてあります。
『絵』から想起される言葉以前の言葉、言葉にならない言葉、
つまりは感覚や感情というものは、
個別のものであるように思われています。
けれども実はそれこそ、集合意識と連なるものです。
私たちは繋がっています。
繋がっている先の大元を、私たちは神さまと呼びました。
神さまからの声にならない言葉であるメッセージが、
タロットには絵(象徴)として描かれてあるというわけです。
繋がり元の神さまは私たちに、
完璧であることを何度も何度も思い出させてくれる存在です。
自分の力ではなく、信頼し任せることを伝えてくれています。
そのことをタロットの言葉として届けてくださいます。
つまりタロットは聖霊の言葉でもあります。